賃貸の追客 LINE・メール例文集

反響直後、返信が止まった時、条件に合う物件が出た時、内見の前日 ── 賃貸仲介の追客で使う文面を、場面ごとにまとめました。そのまま使える例文と、送る時に気をつけることつきです。

執筆: 渡邊 湧人(株式会社ユーカリ 代表取締役)更新日:

反響直後 (LINE で友だちになった時)

メールで 1 通目を送ったあと、LINE で友だち追加してもらえた時の最初のメッセージです。

山田様、友だち追加ありがとうございます!
○○不動産の佐藤です。

これからはこちらでご連絡しますね。
お問い合わせの「○○マンション 302」は、
今週末でしたら土曜の午後にご案内できます。

ご都合いかがでしょうか?

最初の 1 通で、誰か (名前)と次に何をするかを伝えます。友だち追加のお礼だけで終わると、次の会話のきっかけがありません。

返信が止まった時 (2〜3 日後)

山田様、こんにちは。○○不動産の佐藤です。

先日の「○○マンション」とよく似た条件で、
駅により近いお部屋が出てきました。

・△△ハイツ 1LDK 8.2 万円 (管理費込み)
・○○駅 徒歩 4 分

気になるようでしたら、詳細をお送りしますね。

「その後いかがでしょうか」だけの連絡は、お客様にとって返す理由がありません。新しい物件という返す理由を添えます。

条件を聞き直す時

山田様、○○不動産の佐藤です。

ご希望に近いお部屋を探しているのですが、
1 つだけ教えてください。

駅からの近さと、お部屋の広さだと
どちらを優先したいですか?

1. 駅から近い方がいい
2. 少し歩いても広い方がいい

番号だけでも大丈夫です!

選択肢を出すと、お客様は考えずに返せます。「番号だけでも」と添えると、返信のハードルがさらに下がります。

条件に合う物件が出た時

山田様、ご希望の条件にぴったりのお部屋が出ました!

△△レジデンス 1LDK
・家賃 8.5 万円 (管理費込み)
・○○駅 徒歩 6 分 / 南向き / 2 階

まだ公開されたばかりなので、
気になるようでしたらお早めにご覧になれます。
今週の土日でしたら、ご案内の時間をお取りします。

お客様が気にしていた条件 (この例では駅からの近さと日当たり) を先に書きます。物件の情報を全部並べるより、「なぜあなたに送ったか」が伝わる方が反応があります。

内見の前日

山田様、明日はよろしくお願いいたします。

■ 日時:10 月 5 日 (土) 11:00
■ 集合:○○駅 東口の改札前
■ 担当:佐藤 (090-xxxx-xxxx)

当日は 2 件ご覧いただけるように準備しています。
お気をつけてお越しください。

日時・集合場所・担当者の連絡先の 3 つを、見返しやすい形で送ります。集合場所は物件の住所ではなく、実際に会う場所を書きます。

内見のあと

山田様、本日はありがとうございました!

「△△レジデンス」の日当たりを気に入って
いただけていたのが印象的でした。

申込をご検討の場合は、
今週中ですと他の方より先にお手続きできます。
気になる点があれば、何でもお聞きください。

内見で実際に話したこと (この例では日当たり) に触れると、定型文ではないことが伝わります。

しばらく連絡が無いお客様へ (1 か月後)

山田様、ご無沙汰しております。
○○不動産の佐藤です。

お部屋探しの状況はいかがでしょうか?
もし引っ越しの時期が変わっていたら、
教えていただけると、それに合わせてお探しします。

もうお部屋が決まっていましたら、
このメッセージは気にしないでくださいね。

「もう決まっていたら気にしないで」と添えると、お客様は気まずさなく返せます。決まっていたことが分かれば、追客の対象から外せます。

文面より大事なこと

例文は入口にすぎません。返信が来るかどうかを決めるのは、このお客様が前に何を話したかを覚えているかです。誰がいつ何を送り、お客様が何と答えたかが 1 本の会話として残っていれば、担当が休みの日でも、別の人が続きを送れます。

反響への最初の返信については、反響の初回返信の手順で詳しく解説しています。

よくある質問

Q. 返信が来ないお客様には、何回まで連絡してよいですか?
回数より「毎回新しい情報があるか」で決めます。同じ物件の再案内を繰り返すより、条件に合う新着物件や、条件の聞き直しなど、お客様にとって意味のある連絡に絞ると、迷惑に感じられにくくなります。
Q. LINE とメールで文面を変えるべきですか?
変えます。LINE は 1 通を短く、改行を多めに、1 つの用件に絞ります。メールは件名で用件が分かるようにし、物件名や金額など見返したい情報をまとめて書きます。
Q. 例文はそのまま使ってもよいですか?
使っていただいて構いません。ただし、お客様の名前・物件名・日時など、そのお客様にしか書けない部分を必ず入れてください。誰にでも送れる文面は、お客様にもそう見えます。

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