日割り家賃の計算方法 ── 月の日数で割るか、30 日で割るか
日割り家賃は「月額 ÷ その月の日数 × 入居日数」で計算するのが一般的ですが、30 日で割る管理会社もあります。2 つの方法の違い、管理費の扱い、端数の扱いを計算例つきで解説します。
基本の計算
入居した月の家賃は、住んだ日数ぶんだけを払う「日割り」にするのが一般的です。
日割り家賃 = 月額 ÷ その月の日数 × 入居日から月末までの日数
たとえば家賃 80,000 円・管理費 5,000 円 (合計 85,000 円) の部屋に 4 月 21 日から入居する場合、4 月は 30 日なので、21 日から 30 日までの 10 日分を払います。
85,000 円 ÷ 30 日 × 10 日 = 28,333 円 (円未満切り捨て)
「その月の日数」と「30 日」の違い
30 日で割る方法では、1 日あたりの額が毎月同じになります。4 月のように 30 日の月なら結果は同じですが、2 月や 31 日の月では差が出ます。家賃と管理費の合計 85,000 円で、2 月 21 日から入居した場合:
| 計算方法 | 式 | 日割り家賃 |
|---|---|---|
| その月の日数で割る | 85,000 ÷ 28 × 8 | 24,285円 |
| 30 日で割る | 85,000 ÷ 30 × 8 | 22,666円 |
2 月はその月の日数で割る方が 1 日あたりの額が高くなるため、同じ日数でも日割り家賃が高くなります。お客様に初期費用の見積りを出す時は、物件の管理会社がどちらの方法かを確かめてから計算します。
管理費・共益費も日割りするか
管理費・共益費も家賃と一緒に日割りする契約が多いですが、月額のまま請求する契約もあります。駐車場代は日割りしない、という決まりの管理会社もあります。見積りでは、日割りする項目としない項目を分けて書くと、お客様が契約時に驚きません。
月末近くの入居と前家賃
月の後半に入居する場合、契約時に日割り家賃と翌月分の家賃 (前家賃) をまとめて払う契約が多くあります。たとえば 4 月 21 日入居なら、4 月の日割り分と 5 月分を契約時に払います。初期費用が高く見えるので、「4 月分 (日割り)」と「5 月分」を分けて伝えましょう。
端数の扱い
円未満は切り捨てるのが一般的ですが、計算の順番 (1 日あたりの額を先に丸めるか、最後に丸めるか) で数円の差が出ます。最終的な金額は、管理会社の精算書に合わせてください。
家賃と入居日を入れるだけで両方の方法を計算できる日割り家賃の計算ツールも用意しています。
よくある質問
- Q. 日割り家賃の計算方法は法律で決まっていますか?
- 決まっていません。物件の賃貸借契約 (多くは管理会社の決まり) によります。その月の日数で割る方法と、30 日で割る方法がよく使われます。
- Q. 月末近くに入居すると、初期費用はどうなりますか?
- 月末近くの入居では、日割り家賃に加えて翌月分の家賃 (前家賃) を契約時にまとめて払う契約が多く、初期費用が高く見えることがあります。お客様には「日割り分 + 翌月分」の内訳を分けて伝えると誤解がありません。
- Q. 端数はどう扱いますか?
- 円未満を切り捨てる管理会社が多いですが、1 日あたりの額を先に丸めてから日数を掛ける会社もあり、数円の差が出ます。契約書や管理会社の精算書の計算に合わせてください。
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